節約や資産形成のために大手キャリアから乗り換え、格安SIMでスマホを使っている人は多いのではないでしょうか。
しかし、「安くておすすめ!」や「プランが豊富!」と良い面ばかりが紹介されますが、格安SIMにデメリットはないのでしょうか?
もちろん、あります。
やはり使う人によっては大手キャリアのままの方が良かったということもあります。
そこで今回の記事では、以下について解説します。
- 格安SIMについての基本情報
- 格安SIMを契約することのデメリット
- 格安をおすすめできない人の特徴
デメリットを知ることで選択肢の幅が広がると思うのでご紹介します。
格安SIMに乗り換えるか悩んでいる方、乗り換える前にデメリットを知っておきたいという方は必見です!
格安SIMについて
まずは、初心者の方に向けて格安SIMについて解説していきたいと思います。
格安SIMとは、読んで字のごとく格安でSIMを提供している通信業者のことです。
格安SIMを提供する通信業者は、MVNO(仮想移動体通信事業者)とも呼ばれており、自社回線の設備を持っていません。そのため、大手通信キャリア(au、docomo、ソフトバンク)から回線を借りてサービスを提供しています。
※大手キャリアのように自社の回線設備をもつ通信業者のことをMNOといいます。
SIMとは
そもそもSIMってなに?
SIMとは、スマホに挿入されている小型のICチップのことで、SIMによってスマホの通信サービスを利用することができます。
SIMの入っていないスマホでは通信や音声通話などの機能は利用できません。
SIMには、スマホに直接挿入するSIMカードと、eSIMと呼ばれるスマホに内蔵されたSIMがあります。
大手通信キャリアとの比較
大手通信キャリア(au、docomo、ソフトバンク)から格安SIMに乗り換えると毎月の通信料が劇的に抑えられます。月の通信量やプランにもよりますが、格安SIMでは大体990円~3000円程度に抑えられます。
後述しますが、通信速度や契約の手間、キャリアメールの使用など大手キャリアと異なる点は多々あります。
格安SIMを契約することのデメリット
格安SIMは良い面ばかりが注目されがちですが、デメリットや使いづらいところはあまり触れられません。ここでは格安SIMに変える前に知っておきたい、使う人によってはデメリットと感じる部分を解説します。
今回紹介する内容を参考に乗り換えるか検討してみてください。
契約はオンラインが多い
格安SIMの多くは、コストを抑えるために実店舗を持たない事が多いです。そのため、契約はオンライン上で完結することが多いです。大手キャリアの携帯ショップように、提案~契約まですべてやってくれる場所がないのです。スマホに詳しくない方やネットに疎い方にとって難しいと感じてしまうかもしれません。
しかし、大手キャリアの格安ブランドなど実店舗を持つ格安SIMもあるため、オンライン上で契約する自身がない人は、自分が通える範囲に店舗があるか確認してみるのも良いかもしれません。
キャリアから乗り換えるハードルが高い
SIMロック解除の手続きやMNP予約番号の取得など、難しいと感じる人は多いのではないでしょうか。
また、大手キャリアでは「2年縛り」と呼ばれる契約をすることが多いです。そのため、キャリアから格安SIMに乗り換えるきっかけがないという人もいるかもしれません。
こうのような、キャリアから乗り換えるハードルの高さもデメリットと言えるかもしれません。
通信速度が安定していない
通信速度が安定していない点もデメリットとして挙げられます。
先ほども説明した通り、格安SIMは自社回線を持っていません。そのため、大手キャリアと比較すると、通信速度が安定していません。特にお昼や夕方など、利用する人が多い時間帯は不安定になりやすいです。
個人的に気にならない程度でしたが。
無制限プランが少ない
格安SIMは、必要最低限のデータ量を選択することで費用を抑えています。そのため、データ量無制限プランを提供する業者はあまりありません。大容量の通信をする人やデザリングを頻繁に利用する人にはデメリットに感じるでしょう。
しかし、「mineo」や「楽天モバイル」など無制限プランがある格安SIMもあるのでチェックしてみてください。
キャリアメールが使えない
格安SIMではキャリアメールが使用できません。キャリアメールのみを使っている人は、乗り換えの際に引き継げず困ってしまいます。
そのため、Gmailなどのメールサービスのアドレスを持っておくのがおすすめです。
格安SIMをおすすめできない人の特徴
格安SIMのデメリットは分かったけど、結局乗り換えた方がいいの?
こんな疑問を持つ方も多いと思われます。
もちろんデメリットを踏まえた上でも、格安SIMに乗り換えるべきだと個人的には思います。
しかし、何事にも向き不向きがあります。
ここからは、格安SIMをおすすめできない人の特徴を解説していきます。
店頭で手続きがしたい
ネットを使うのに抵抗がある方や難しいと感じる方は、スマホを店頭で契約したいと思います。
上でも述べたように、実店舗を持つ格安SIMは少ないです。
そのため「絶対店頭で手続きがしたい」という方には格安SIMはおすすめできないでしょう。
しかし、店舗を持つ格安SIMもあるのでお近くにないか調べてみてください。
外出先での通信量が大きい
外出先でたくさんデータを使う方や家にWi-Fiが無い方にも格安SIMはおすすめできません。
デザリングや動画視聴などデータ消費量が激しいサービスを頻繁に利用する場合、格安SIMの契約データ量では足りないかと思われます。
無制限プランも少ないため、「大手キャリアの方が安心」という方も多くいます。
無制限プランがある格安SIMを探すか、格安SIM+モバイルWi-Fiの方が大手キャリアより安くなる可能性もあるので、計算してみるのもアリです。
高くてもあまり気にならない
そもそも「高くてもあまり気にならない」という方も大手キャリアのままでよいと思います。
大手キャリアの方がサービスや通信速度、サポートなど優れている点が多いのも事実です。そのため、値段が気にならない場合は大手キャリアが最強だと考えております。
私は、いつか大手キャリアの品質・サポートそのままに格安(1000円くらい)になることを期待しています。(笑)
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は格安SIMのデメリットについて詳しく解説しました。
何度も言いますが、私は格安SIM派です!
みなさんに格安SIMのデメリットも含め、格安SIMを認知してもらいたいと思いこの記事を書きました。
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。